いま年少さんでは、お部屋の前でトマトの苗を育てています。
トマトの実がなることを心待ちにしているみんなは毎日大切そうにお水をあげます。

いつもと同じようにお水をあげていた時、トマトの鉢の下からお水が出てきて少しずつ砂の色が変わっていくことに気が付いたお友達がいました。

「みて！トマトさんのおみずでおすながちゃいろにかわってる！」
「もしかしたらプルンプルンになるんじゃない？」

どろんこ大好きなみんなは砂にちょうど良い量の水を混ぜるとプルンプルンでとても気持ちが良いどろんこを作れることを知っています。

「よし！やってみよう」

今度はそのトマトの鉢から出てきた水で色の変わった砂に直接水をかけ、どろんこを作りはじめました。
お部屋の前ではありますが…すぐにどろんこケーキやさんが完成！！実はお部屋の前のここの砂、お砂場の砂とはまた違った感触でとても滑らかなのです。

「どろんこするならお砂場で！！」

とついつい言ってしまいそうになりますが、子どもたちの発見、遊びの展開、発想ってほんとに無数にあるのだなと改めて気づかされた瞬間でした。

それからというもの、トマトへの水やりからのお部屋の前でのどろんこ遊びは毎日のように繰り返されています。

「トマトのおはなはいつさくかな？」

毎日楽しみに鉢をのぞき込む姿もかわいらしいものです。