遊びは学び

裸足で遊んでいた二人。
さぁ足を洗ってお部屋に入ろうの時、
「いつもの緑のマットがない!」と
思ったかどうかは定かではありませんが、
気が付いた時には、せっせと自分たちでマットを並べ
足を洗った後に通る道を作っていました。
それはそれはきっちりと、上手に長く長くすのこのあるところまで。
「あれ?もうなくなっちゃたよ」
すのこまであと少しなのに。
いつも先生がやると届くのに。
ジャンプしてみたり、大股で行ってみたり・・・。
でも全然届きません。

「せんせ~い!なくなっちゃったよ」

「あら~そうなの。でもそれしかないんだ。なんとかしてできないかな~」

「・・・・」

すると別のお友だちがさっとやってきて、少しマットに隙間を空けて並べ替えました。

「あっ!!」
「このおててくらいあけるんだよ」
自分の手を物差しに、上手に間隔を空け並べ替えます。

やっと全部出来上がり、さあ足を洗おう。

自分たちで作った道を通るお顔はなんだか誇らし気。
職員は、ヒントを与え子どもたちの考える力を引き出します。
遊びの中には学びがいっぱいです。